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花影坂
四丁目

祭野

制作曲の歌詞とインストのまとめです。
動画で使用させて頂いたイラストで公開許可を得ているものも展示しています。

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虚蝉カゲロウ

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虚蝉カゲロウ

春を佇(ま)つ雪よりも 儚い運命
潔く散り逝く花
せめて、憐れだと笑って

もしも貴女の心が移ろおうとも
此の想いは褪せない
愛して愛されていた古いキヲク
蜉蝣 腕に抱き

軽い眩暈 嗚呼 微睡(まどろ)む声 彷徨(さまよ)う意識
落ちる感覚が消えない
渇く喉奥 求める熱 触れない接吻(くちづけ)
変わらない明日を誓うなど
所詮気休め

春に咲く花よりも 美しい横顔
何時の日か終るのなら
今、サヨナラと笑って

軈(やが)て二人の季節が移ろおうとも
過ごした日は変わらず
柔らかい月光が全て包んで
陽炎の様に浮かぶ

淡い期待 未だ流れる花 忘却(わす)れた名前
揺れる間隔が狭くなる
濡れた視界 縛める瞳 止まない霧雨
終らない一(ひと)の夜の鎮魂歌(ワルツ)

崩れ落ちる 影楼(かげろう)の下 鳴らない鈍い鐘
どうか、どうか、どうか、幸せに成れ
甘い夢に 陰ろうとした 果たせぬ約束
嘘を吐くのが下手なのは
僕ら同じだ
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